第37回研究大会のシンポジウムについて←終了しました

第37回研究大会のシンポジウムについて←終了しました

表題の件につき、予定しておりましたシンポジウムの詳細を確定しましたので、下記のとおりご案内いたします。

【テーマ】

「ポスト2020の文化観光と展示」

【開催趣旨・概要】

第37回研究大会が開催される東京はいま、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を目前にひかえ、あらゆる分野に活発な動きがみられます。なかでも観光に関わる動きは全国的に見られ、展示の現場でもその対応を求められる機会が多くなってきています。この背景には、2020年のイベントが時代を画す世界的な規模と関心を集めるものであることに加え、人口減少時代に向かうこれからの日本を支える基幹産業として、観光に大きな期待が寄せられていることがあります。いわば観光への対応は、日本が置かれた時代状況を色濃く反映するもので、多様な視点からの考察が最も求められている課題と捉えられます。

また、観光は日本展示学会の創設以来、度々議論が交わされてきた重要なテーマでもあります。2020年という節目の年を前に、現代的な動向を見据える視点から改めて観光と展示の議論を深める意義は大きいといえます。

こうした状況を踏まえ、観光と展示の関わりを多角的に考察し、今後の展示のあり方を展望するシンポジウムを開催します。実施にあたっては、文化財保護法が改正される時事的状況を踏まえ、観光のなかでも特に「文化観光」に的を絞るとともに、観光と展示の最前線で活躍されているスピーカーを招き、それぞれの分野でのホットな動向をうかがいます。さらに、会場のみなさんからの、専門分野はもちろん年齢や経験の違いを越えた自由な質疑や意見・提案を交え、これからの観光と展示の実践的な知見を探ります。

【プログラム】

13:45~13:50 趣旨説明

13:50~14:15 第一部 プロローグ=文化観光と展示の最新事例=

  有限会社プランニング・ラボ 村井良子

  株式会社文化科学研究所 西澤信一

  株式会社乃村工藝社 亀山裕市

14:20~16:20 第二部 動向理解=「制度」「技術」「観光学」3つの視点から=

①「文化財保護法改正とこれからの博物館について~東京国立博物館の試みを軸に」

独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センター(仮称)準備室 小林牧

②「テクノロジーによって変容する未来の日本文化観光体験」

日本電信電話株式会社 NTTサービスエボリューション研究所 木下真吾

③「ポスト2020の観光の動向と展示」

北海道大学観光学高等研究センター 西山徳明

16:20~16:30 休憩

16:30~17:30第三部 意見交換

  ①質疑

  ②議論

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【第37回研究大会】 

◆開催概要

会期:2018年6月30日(土)~7月1日(日)

会場:東京国立博物館平成館及び黒田記念館

主催:日本展示学会  

共催:東京国立博物館 

◆大会プログラム

◎6月30日(土)

   09:30-10:00 見学会受付

   10:00-12:00 見学会 (平成館1F考古展示室)

   13:00-13:30 受付開始

   13:30-13:45 開会のご挨拶・お知らせ(平成館大講堂)

   13:45-17:30 シンポジウム (平成館大講堂)、

           ポスターセッション(平成館ラウンジ)

   18:00-20:00 懇親会

◎7月1日(日)

   09:30-10:00 会員総会   

   10:00-16:00 研究発表(発表15分・質疑5分)・ポスターセッション

      ※会場は東京国立博物館平成館講堂及び黒田記念館になります。

           閉会挨拶・解散

くわしくは日本展示学会第37回研究大会開催のご案内をご確認ください。

 

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