日本展示学会通信54号(2) |
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平成17年度会員総会が開催されました |
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第24回研究大会期間中に、平成17年度会員総会が開催されました端会長の挨拶にて、第10期の理事会が発足したことが報告されました。続いて、議長に倉本昌昭氏が選出され会員総会が始められました。最初に、庶務担当福島理事より、平成16年度事業および決算、監査報告がなされ、引き続き平成17年度の予算および事業計画が発表されました。また、学会誌編集委員長の森理事より学会誌に関する規程等の整備を進めているが報告され、木村副会長からは来年の第2回学会賞受賞に向けて、作品賞・学術賞の推薦のお願いがなされました。端会長の挨拶にもありますとおり、平成17年度はより良い学会活動を目指し改革を進めて行く所存でございます。会員の皆様も様々な観点からご意見、ご要望をお寄せいただきたいと考えております。どうぞ、よろしくお願いいたします。 |
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会長挨拶最初にあたりまして一言ご挨拶いたします。 まず、最初にご報告しておかなくてはいけないのは、昨年度、理事改選の選挙が行われ、具体的には無投票でございましたが、新しいメンバーも含め第10期がスタートしたことです。第10期理事会のメンバーにつきましては、すでに本年度最初の学会通信53号にて皆様方にお知らせしておりますが、第10期最初の年度の理事会はすでに2回開催いたしました。第1回目の理事会にて、改めて第10期の理事会の会長に推薦されまして、第2期目のご挨拶を申し上げる次第でございます。 本日の理事会でも随分多くの意見が出たのですが、第10期を迎えいよいよ学会も本格的に課題について取り組まなければいけない時期に来ているということです。会員数につきましても、だいたい300人代を流動しており、それ以上に減ることもなく、ある言い方をすれば、低安定、ということかもしれません。しかし、会員数が思ったように伸びない、会員数を増やしもっと活発な学会活動するためにはどうしたらいいのか、これは非常に大きな課題でございます。また、理事会についても、今回第10期の選挙が行われましたが、無投票という結果となりました。理事会に全国から立候補いただき、地域の声をどのように吸収するかということも重要な課題であります。現在のような立候補制および選挙の方法も含め、役員のあり方についてもそろそろ見直さなければいけないかと考えております。現在、理事は無償で活動いただいておりますが、こうしたボランティア活動としての理事会の限界もあろうかと思います。地域在住の方にとりましては、経済的負担等も重く立候補するのが難しいなど様々な事情が考えられ、多くの方に理事会へ参加いただきたいと考えてもかなかな実行に移せない面もあります。こうした問題については、理事の選挙方法も含めて考えていかなくてはいけないことだ思っております。 今大会は、展示学会としては初めて北海道で開催いたします。青森県までは来たことがございましたが、北海道は初めてです。開催にあたり里見理事をはじめ、実行委員会の皆様方には大変ごくろうをかけてました。また、運営にあたりましては小樽市はじめ各方面に大変お世話になりました。また、今日このあとご講演いただきますが、小樽市博物館の土屋館長には多大なご協力をいただき、改めてこの場で厚く御礼を申し上げます。 |
新任理事 紹介第10期は5名の新理事が誕生いたしました。これから毎号、第10期に新しく理事になられた方々の自己紹介&ご挨拶を掲載して参ります。 新任理事の吉冨です。 河川は多くの人々にとっての身近な存在ですが、その仕組みは複雑かつ動的であるため、展示研究においてもまだ多くの課題が残されています。現在進めている河川生態学や河川工学等の視点を取り入れた展示研究は、まだ始まったばかりの新しい領域といえるかもしれませんが、これから多くの場で実践的な取り組みを重ねながら、その方法や理論を構築していくことができればと考えています。 現在の職場には昨年の春に着任しました。それまでは独立行政法人土木研究所自然共生研究センターという河川環境の保全・復元に関する研究施設に勤務していました。その時期に得た関係からも、現在は、新・生物多様性国家戦略の中心的な取り組みとして進められている自然再生事業の現場の学習施設を中心に、河川関連のいくつかの展示計画に携わっています。 その中の取り組みの一つ、企画展「コウノトリの野生復帰と自然再生」が、現在、兵庫県立人と自然の博物館(兵庫県三田市)で開催されています(7/10〜9/25)。
お近くの方はもちろん、夏休みに関西方面にお 出かけの方は、是非お立ち寄り下さい。 今後ともよろしくお願いいたします。 |
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発行日:2005年08月01日 | 2 | 1ページ | 2ページ | 3ページ 閉じる |